ハリルホジッチ監督

北朝鮮戦を終えたハリル、“政治とスポーツは別”を強調「サッカーファミリーの一員であることに誇り」

EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会の初戦が9日に行われ、日本代表は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表と対戦した。試合は日本が1-0で勝利を収めた。

北朝鮮との対戦は、2015年に中国で行われた前回大会以来2年ぶりのこと。その間に、日本と北朝鮮の政治状況は以前よりも緊張感が増している。EAFF(東アジアサッカー連盟)の田嶋幸三会長は、国際情勢を踏まえて大会賞金を北朝鮮代表に支払わないことを明言した。

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、こうした中で行われた試合について「われわれは政治の話をするために、ここに来ているわけではない。このサッカーの世界で、友情や信頼、そして喜びといったものを伝えたいと思っている」と政治とスポーツは別だと強調。「選手たち同士も(試合後に)握手していたし、私も相手チームと握手をした。私はサッカーファミリーの一員であることに誇りを持っている」と続けた。

さらにサッカー、スポーツの持つ意義について、「少しおかしくなっているこの世の中で、われわれはこの社会の最も良い部分を見せる世界にいる。そしてそれは喜ばしいことだ」と語り、「欧州でもアフリカでも日本でも、どこの地域にもライバル意識というものはある、私はスポーツ面のライバル意識をもって戦っている。そこに政治は関係ない」とサッカーにおける両国の関係は、スポーツ面のライバルでしかないと話した。

そして、最後に「今日の試合は、激しい試合ではあったが、スポーツに反するものはなかった。その意味で、両チームとも讃えたい。われわれの政治に対する答えは、このピッチで見せることができた」と両チームの健闘をたたえた。